新人若手研修はなぜ
「静かな退職」を止められないのか
~「もったいない20代」を生まない1~3年目育成体系のつくり方~

セミナー概要

|本ウェビナーで学べる事

●「静かな退職」の最新データで捉える、新人若手のいまの姿

●スキル積み上げ型の育成体系が機能しなくなっている構造的な理由

●若手が変わる順番を捉えるワカテカの育成モデル「ROSE」

●役割を起点に1〜3年目の育成体系を設計する3つの観点

●ROSEを実装した研修プログラム群の全体像(年次別・テーマ別・育成者向け)

来年度の体系を今年のコピーで済ませてしまう前に、設計の物差しをひとつ持ち帰ってください。

いつもお世話になっております。リ・カレントの鷲尾です。

秋は来年度の新人・若手研修を検討する情報収集の季節です。「今年の体系のままでいいのか」「階層別の研修は揃っているのに、若手の元気がない」。そんな引っかかりを抱えたまま、各社の資料を集め始めた頃かもしれません。

その引っかかりには、名前がついています。「静かな退職」です。辞めずに、頑張ることを静かにやめる働き方。不満の声も退職届も出てこないため、離職率にもサーベイにも表れにくく、気づいたときには職場に広がっています。

★ 20代の2人に1人が、すでに「静かな退職」をしている

マイナビの調査では、静かな退職をしている20代は50.5%。いまや2人に1人です。しかも実践者の73.7%が「今後も続けたい」と答えており、一度その姿勢が固まると、なかなか戻ってきません。

見逃せないのは、そのきっかけです。71.0%は入社時からではなく「働き始めてから」静かな退職を選んでいます。つまり彼らのエンゲージメントは、学生時代の資質でも世代の気質でもなく、職場で失われている。だとすれば、職場で育て直すこともできるはずです。

★ 「研修は揃っているのに若手が動かない」の構造

多くの育成体系は「1年目にビジネスマナーと基礎スキル、2年目にロジカルシンキング、3年目に後輩指導」というスキルの積み上げで設計されています。この設計は、本人に「頑張る理由」があることを前提にしています。

ところが静かな退職に向かう若手が失っているのは、スキルより手前にあるものです。「自分は何を期待されているのか」という役割の実感が持てていません。役割がないままスキル研修を重ねても、使う場面のない道具が増えていくだけ。「研修は受けました。それが何か」という反応は、こうして生まれます。

配属ガチャ・上司ガチャという言葉が象徴するように、彼らは環境要因に敏感です。しかし配属先も上司も、人事がすべては選べません。私たちが年間3,000名の若手と研修で向き合ってきた結論は、環境より先に「役割」を持たせることでした。

★ 放置すると、まじめな社員から損をしていく

静かな退職は本人だけの問題では終わりません。リクルートマネジメントソリューションズの調査では、周囲に静かな退職者がいると感じる人の55.1%が「不利益を被った」と回答しています。仕事量の偏り、評価への不公平感。頑張る社員ほど巻き取りを引き受け、疲弊していく構図です。

そして若手本人にも、静かなコストが積み上がります。周囲の期待値が下がり、挑戦の機会が回ってこなくなる。20代への投資が止まり、30代以降の選択肢が減っていく。怠けて見えるその働き方は、希望を持てないなかでの自己防衛でもあるのです。

★ 打ち手は「役割を起点にした育成体系」への組み替え

リ・カレントの若手活躍支援「ワカテカ」は、若手が変わる順番を4つのステップで捉えています。役割を持つ(Role)、自分ごと化する(Ownership)、効力感を得る(Sense of Efficacy)、エンゲージメントが育つ(Engagement)。頭文字をとって「ROSE」と呼んでいます。

エンゲージメントサーベイの数字は、直接には動かせません。動かせるのは最初の一段、「役割と期待を理解する」です。この階段は研修と職場の連携で一段ずつ登らせていけます。育成体系の設計で問うべきは「何年目に何のスキルか」より先に、「いま、どのステップで詰まっているのか」です。

●1〜3年目の各年次で「役割の実感」をどうつくるか

●OJTトレーナー・上司を巻き込み、研修を職場ぐるみの育成につなげるか

●Z世代への共感と、データに基づく納得感をどう両立させるか

本セミナーでは、この3つの観点から育成体系のつくり方を整理します。

★ 60分で、来年度の育成体系の設計図を持ち帰る

当日は最新データで新人若手のいまを捉え直したうえで、ROSEモデルの考え方と、それを実装した1〜3年目育成プログラムの全体像をご紹介します。秋の情報収集の1社目としても、自社体系の点検の物差しとしてもお使いいただける60分です。

|参考データ・出典

マイナビ キャリアリサーチLab「正社員の静かな退職に関する調査2026年(2025年実績)」(2026年4月)
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260413_109736/

リクルートマネジメントソリューションズ「働く人の本音調査2025」(2025年9月)
https://www.recruit-ms.co.jp/news/pressrelease/5418442413/

Great Place To Work® Institute Japan「静かな退職に関する調査」(2024年2月)
https://hatarakigai.info/library/report/20240221_3334.html

登壇者紹介

鷲尾 大樹(わしお だいき)
リ・カレント株式会社
人材組織開発プロデュース部 サブエキスパート

年間3,000名規模のZ世代・若手育成研修の現場に立ち、新人意識調査と研修開発の両面から「ワカテカ」シリーズを推進。

note「ワカテカのわしお」では若手の心理と職場行動の構造をデータと事例で読み解く記事を週次で発信中。

前回ウェビナー「キャリア研修はなぜ“陳腐化”するのか」(2026年7月)に続き、本セミナーでは新人若手の育成体系そのものを問い直す。

開催概要

日時

2026年9月17日(木)13:00~14:00

開催場所

オンライン(Zoom)

参加費用

無料

対象

人事・人材開発ご担当者様、新人若手の育成に関わる現場マネジメントの方

主催

リ・カレント株式会社

お問い合わせ先

TEL :03-5362-1537
Email:seminar@re-current.co.jp

人と組織のお悩み、
リ・カレントが解決します

まずはお気軽にお問い合わせください

サービスパンフレットはこちら